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2010年3月16日 (火)

法律には必ず、目的と理由があるのです!@六本木ヒルズ40階

ふぅ~
週があけて、春めいた陽気がようやく馴染んできましたね。

都心の桜は26日頃には満開になってしまうそうです。早いですね。三田台町のお花見までもつのかな…?

そんな春の気配を楽しむ気持ちの余裕もなく、現在取り組んでいる課題…
 ① 日本の危機管理・防災体制に関するレポート
 ② 民法総則・総論試験対策
あと、③成年後見制度と行政書士の関与のあり方、っていうのも、課題のひとつです。

法律の専門家の卵となって以来、地元の人たちとお話をしていて気づかされるのは、極端に言えば、「立法性悪論」的な考え方ですね…

例えば、行政法の分野で言えば、飲食店の経営者に、
「例えば、何らかの事件や事故で、営業停止処分を受けたときに、その処分を巡って争うことが出来るんですよ」
「そんな滅相もないことありえないし、どうせあったとして争っても余計損をするだけなんだから、ムダでしょう」

例えば、民法の分野で言えば、離婚をした後でも相手方の姓を名乗り続けたいというお知り合いを考え直させたい、ということについて、
「お子さんの学校での立場なども考えてのことでしょうから、それは尊重して差し上げてはいかがですか?」
「でもねぇ~離婚してまで前のご主人の姓を名乗るのなんて、おかしいわよ」

ひとつひとつの法律には、その目的があります。前者では、不当や不法な行政処分からの救済だし、後者では、自らの姓にかかわる自己決定権の尊重。だから、行政に対する異議申し立てにムダや余計なソンはないはずだし、ご本人達が今までの家族の姓を名乗りたい意思は、復氏の原則からはおかしく見えても、尊重してあげるべきなのです。

こんな風に、立法には必ず誰かのためになる理由があるはず。

というか、あるべきなのです。が…

子ども手当て法案、高校無償化法案には頭が痛いです…いったい誰のための、何のための法案なのか…

そもそも!
少子化対策の法案なら、これから生まれてくる子どもに対する給付でよかったんですけど。今の子ども達全員に一律に、では、少子化対策ではないですよ。これは選挙の票目当て、以外の何者でもない。

高校無償化だって、進学に困窮する家庭への支援だったはず。これも日本全国の「学生さん」に一律にする意味が全然分からない。日本人だって在日コリアンだって、進学に困ってなければ必要ないし、困っているなら、在日ブラジル人だってフィリピン人だって、緊急支援として支給が必要。

さらにこれらの法案、実は、『地域主権』の本旨にも反してますよ…地域の課題は地域が解決する、そのために地方自治体の権限と財源を手厚くし、地域における政策決定の自由度を高め、地域住民に還元するのが、『地域主権』でしょ?

何で国が一律に一元的に、こんな大切な福祉・教育政策のお金の使い道を決めてしまうの…?

正直、がっかりです…

ついでに言わせていただけば…

法律には、「トレードオフ」の考えも不可欠です。つまり、「あちらをたてれば、こちらはたたず」というか、「何かを得て、何かを捨てる」というか…そういう、二律背反の考え方。

給付が増えれば、税収も増やさなければならない、というのがまあ、分かりやすい例ですが。

民事の争いごとだって、きちんと双方の落しどころが見つかるよう、相手を追い詰めない、追い詰められない仕組みになっているのです。

さて、外国人参政権。私は、「特別永住資格」者に対してのみ、付与を賛成をしています

ただし!条件があります。

「同時に入管特例法を改正し、特別永住資格の世襲を廃止し、他の永住資格と同等の条件などを課します。」

…これは相当の変革を、在日社会にもたらしうるでしょうね。将来的には、特別永住資格保持者がいなくなります。日本国の戦後処理の、ひとつの区切りとなるでしょう。

てか、永住許可申請が爆発的に増えて、行政書士が忙しくなる?(笑)

冗談ではないですよ~結構真面目に。

それから、家族別姓法案。これも、別姓にしたい家族は、離婚後も姓を変えない場合と同様、家庭裁判所の審判を必要とすれば?

行政書士が忙しくなる?(笑)

いやいや真面目に。どうしてもそうせざるを得ない理由があるのだったら、それを明確に訴えて、自己決定権を尊重する、ということで。

社会に混乱をきたさないよう、公共の福祉を追及しつつ、個々人の自己決定による自由な生活を守る。

それが立法の本質であり、法律家の仕事かな。

そんなこんなを思う、春ですね…。

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六本木ヒルズ40階の、会員制カフェの自動販売機で見つけました♪ほんのりとチェリーの香り…

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